上海 #3

自律せよ！と書いてあるらしい。

3日目。
朝から緊迫。日本では、新聞の一面を中国で邦人が襲われたニュースが飾ったらしく、本国から気をつけろと言う電話が入った。
全く！ここ迄リスクを犯してまで実施する必要があったのか、甚だ疑問である。

午前中は語学研修。45分×４コマ。長いようで割と短く感じられたのは、結構真剣にやってたから？

取り敢えず、午前中で観光以外のすべての予定が終了したが、全く開放感はない。
昼飯の昨日と同じく薄味の鳥そばを食う間も、会話は弾まない。

情報によると日本人が襲われたのは、いずれも夜の時間とのことだったそうで、午後は暗くなる前に帰ってくると言うプランで、観光に行くことになった。
無事に帰ってこれますように…

午後の観光は、上海博物館と豫園。
しかし、飲茶とお茶屋さんでの買い物も含まれている上、日没前に宿に帰るというのでメチャクチャ強行軍。

博物館を1時間で観るなんて、何と教養の無いプランだ！ じっくり観るなんてことは出来ず、ほとんど冷やかすだけで終了。
ここで驚いたのは、博物館なのに写真撮影が許されていたこと。最初は半信半疑だったが、後半は何枚か撮ってきた。何か後ろめたい感じがしたのは、おいらだけかな？


更に酷いのが豫園。
お茶屋と飲茶にその殆どの時間を費やし、ほぼ通り過ぎるだけで終了。
お茶以外の土産を買う時間は殆ど無かった…

飲茶は、小龍包が20個くらい。肉・エビ・キノコそれぞれ６個くらい食べた。

小籠包の味はともかく、出たお茶がすごかった。TVで結構CMが流れていたので、ちょっと期待したが、凄く濃いウーロン茶にガムシロップを大量に混入させたような味で、料理と一緒に飲むものではない、というより金輪際飲みたくない味だった。
本当なら飲茶の後は、門限の11:00まで自由時間だったのに、本当に明るうちに宿に戻っちゃった。

その頃、上海の総領事館から邦人への外出禁止を求める発表があったらしい。
仕方がないので、宿のそばのコンビニとスーパーマーケットでお土産になりそうなものを買って、また部屋飲み。

自分への土産は、通勤に使う原チャリ用のカッパ。以前両親が台湾に旅行した時に買ってきてくれた、バイク用のカッパがとても高性能だったが、最近は黴臭くなってきたので、新しいのが欲しかった。
今回手に入れたのは、前側が広くて、ハンドルやヘッドライトまで覆えるタイプ、膝の上に屋根ができるので、足回りが濡れずに良さそう。
今回、４日間のうち３日は雨だったので、街をバイクで走っている人達がみんな着ていたのを見てスーパーで探して買うことができた。



というわけで、平穏だったら結構楽しかっただろうと思われるスケジュールをストレスフルに完了。

明日は帰るだけなので、ちゃんとトレーニングして寝る。今日は「体感コアトレーニング 中級編」。