ツーリングの記録 #3 〜奈良の絶景巡り〜

日曜日は関西地方は終日晴天という天気予報を見て、土曜日に一念発起してSTEEDのETCを買いに行ったのだが… 悲しいことにあいにくの在庫切れで、ETC装着は来週以降に持ち越しとなった。

しかしせっかくの晴天の日曜日、どっか行かなくっちゃもったいないと、関西から行く絶景スポットの本を眺めて、チョイスしたのが奈良県の２ヶ所。
そして、偶然にもその２ヶ所の間に、とっても懐かしい場所があったので、合わせて3か所を巡ることにした。
iPhoneをナビにして行くにはちょっと心配な距離だが、地図を買っていないためナビ無しでは行く自信がないので、予備バッテリーを持って何とかすることにした。
朝7：00台に出発して一般道で奈良を目指す。
リターンライダーで、まだ慣れていないせいか、最初の30分くらいはかなり緊張するものだ。
しかも大阪市内は、みんな結構激しく運転するので、一段と緊張する。

2時間ほど走って、吉野路黒滝の道の駅で休憩。

1こ200円もする猪の肉で作った「ししコロッケ」でエネルギー補給。美味かったから良しとしよう

そこからさらに１時間ほど走って第１の目的地「みたらい渓谷」に到着。

ここ、結構長距離の遊歩道があって、じっくり回るべきところだったが、ライダースタイルだと歩くのはちょっと難儀なので、あまり深入りせずに数カ所観て終了。ちゃんと歩けるシューズ持参でまた来よう！


そして２つ目の目的地は、2011年に師匠が結婚式を挙げ、式の後に奉納演武をした、 「天河大辨才天社」へお参り。

あれからもう6年、懐かしの能舞台も当時のままだった。

その時には、買えなかった鈴のお守りも今回はしっかり入手し、御朱印も頂いて参りました。


懐かしの奉納演武のYoutubeがあったので、師匠のアカウントから拝借。

いやいやホント懐かしい。縁がないと辿り着かないと言われるが、今回は偶然にも選んだ２つのスポットの側だったので、しっかりお参りできました。


そして３つ目のスポットは、「谷瀬の吊り橋」。

高所恐怖症のおいらにとっては難所中の難所。真面目に足震えてビビりまくった。
それでも渡りきったのだが、渡ると戻らなければならずもう一度恐怖を味わう羽目に。しかも帰りの方が揺れたので、ちょっと酔った位。

日曜なので、あまり遅くならないようにと14：00台に帰路につき、途中の大塔の道の駅でジビエなカレーを食す。

この食堂は近くの大学のゼミか何かで経営しているようで、学生と指導の教授らしき先生が説明してくれた。で、このカレー予想より遥かに美味くてちょっと感動。レトルトパック買おうかと思ったくらいだった。

そして、悲劇は終盤に起こる。
前半、なかなか快調に（？）減らないでいたiPhoneのバッテリーと予備のUSBバッテリーは、家まで残り60kmくらいから警告が出始めて、残り40km地点でご臨終。画面は真っ暗！映りの悪い鏡のようになってしまった。
別にナビが無くたって帰り道でしょ⁈と思う人もいるかも知れないが、生まれて50年ほどして初めて大阪にやってきたおいらは、道が全くわからない。道だけならともかく市区町村名にも明るくないので、案内標識の地名見ても何処だかほとんど解らないという状態。
電源が落ちる直前にチェックして走るべき道（国道のナンバー）だけは覚えていたが、矢印の先にある地名が「大阪」から大阪府内の市名2なったらもうお手上げ。太陽の位置を確認してどちらの方角に走っているかと、最後に見て到着予定時刻を頼りに走り続けた。
漸く知っている地名が出てきた時はホッとしたが、最後にもう一難。大阪駅を超えて新御堂筋を北上するルートが判らず、梅田付近を２周して漸く家にたどり着いた。

STEEDを買って初のソロツーリング、終盤かなり焦ったが、200km弱の旅程はとても楽しかった。
途中125ccのスクータにぶっちぎられる位スピード出ないけど、おっさんがのんびり走るにはちょうどいいバイクであることも再認識できた。
次回はETCの恩恵を得て、もっと遠くへ楽していこう。
（でも高速に乗っても80km/hが精一杯なん感じ）

そういえば、自転車みたいに、走ったコースを残せるようにしたいな…