漸く95％回復 〜MBPの悲劇 まとめ〜

悲劇のOSアップデートから１ヶ月ちょっと。
漸くMac Book Proが、普通に使えるようになった。
気分的に一段落したので、少し書き留めておこう。


10月15日（土）に、MacOSを Sierra にアップデートしたら、外付けの21:9のウルトラワイドモニタの2560×1080 の解像度が選択できず、横に膨張した状態で表示されるようになったため、タイムマシーンでの復元を行ったところから悲劇が始まる。

後になってわかることだが、どうやら原因は、WDの外付けHDDにあったようだが、復元に何百時間もかかるという表示で、使用不能に。
そこからアップルサポートのスペシャリストの皆さんと何時間も電話して…
途中、インターネットリカバリもできなくなって、その理由が「optionキー」にあるようだと１週間の入院。おかげで、本体の不その他の具合箇所も見つかり修理してもらえたが、その後も色々あって、結局ちゃんと使えるようになるのに３週間弱を要した。

外付けHDDに問題があるということが判明したものの、幸い3年保証の2年目だったので、捨てずに済んだのだが、保証は全て新品に交換らしく、中のデータは消滅すると…
結構大事なデータが入っているので、交換に出す前になんとかサルベージしなくてはならない。

とりあえずのデータ移植用にHDDを追加購入。さすがに Thunderbolt は高くて買えないので、USB3.0モデルを購入。2TBで1万ちょっととだいぶ安くなってはいるものの、無駄な出費には違いない。

旧HDDから、救出するのは、写真とビデオ編集のデータ、そして itunesの音楽ファイル。
Thunderbolt接続なので、本来の速さで動けばものの15分くらいで完了する作業なのだが、書き出しが途中で止まる故障のため、超大変。ご機嫌が良いと16GB位まではなんとか吐き出してくれるのだが、調子が悪くなると写真１枚でもフリーズしちゃうという状態。

だましだまし、忍耐強く粘りに粘って、ビデオ編集用データと過去の家族写真は、ほぼ全て移動を完了。
あとは、itunesに「チビのチアのチーム」のと「小僧のラグビー部」そして「今年の家族」の写真。「写真アプリ」のライブラリ３個で、それぞれ36GBくらいある。この大きさだとライブラリごと移動すると途中で止まるので、細かく分割して書き出さないとならない。

写真アプリ、個人的には iPhoto の方が好きだったのだが、こういう事態になるとさらに不便さが表出した。
iPhoto は、サムネイルをそのままドラッグするとファイルを書き出してくれたが、「写真」はそうはいかない。選択して書き出すというコマンドを実行しないといけない。
さらに、一度OSをアップデートした時に開いてしまったライブラリーは、ダウングレードしたOSでは開けない。不幸なことに「今年の家族写真」は、OSアップデートしたすぐ写真はどうなるのかと開けちゃったので、見る事すら出来くなっていた。
このために、新しい外付けHDDに再び Sierra の起動ディスクを作成する羽目に。
そしたら今度は、ウルトラワイドの2560×1080 の解像度を認識しやがった。
「一体何だったんだこの３週間は…」と思いつつも、今年の家族写真のライブラリーを開けようとしたら、なぜか再びライブラリのアップデートが始まる。そしてここで、HDDがフリーズして絶望的な状態に。
仕方がないので、何度目かわからないけどまたアップルサポートに電話。あちらには、アプリのスペシャリストという人もいるようで、解決策を提示してくれた。
しかし、その方法を先に教えてくれれば、外付けHDDに Sierra 環境作らなくても良かったじゃんというモノだった…
写真ライブラリのアイコンを右クリックして、「パッケージの内容を見る」を選択すると、オリジナルの写真や動画ファイルにアクセスできるのね。
ただ、やたらと細かくフォルダに小分けされて保存してあるので、かなり面倒臭い作業だった。
それでも何回か「HDDがフリーズして再起動」を繰り返し、ようやく今年の家族写真もほぼサルベージできた。
今回の最大のミッションだった「今年の家族写真」のサルベージがほぼ完了したので、だいぶ気が楽になったが、まだ88GBくらいのデータが残ってる。

ここまで来るのに何回アップルサポートに電話して、何時間話しをしたことか。
その他にも、Amazonとマイクロソフトのサポートにもお世話になった。
アップルとマイクロソフトのサポートの人はとても丁寧で感じが良かったが、今回のAmazonの人はイマイチだった。前回は感じのいい人だったのでちょっと残念だった。
それにしてもこのサポートセンターの仕事は大変だなぁと思った。
スピーカーフォンでサポート受けていて、それを聞いていた嫁さんも「あの人たちすごいね」と感心してた。
おいらなんか割とPCリテラシー高い方だと思うけど、それでも少々動揺した状態での電話。
機械音痴な人が相手だったらどうなるんだろうと思うね。

ホントありがとうございました。
また何かありましたら宜しくお願いします。


さて、Sierra へのアップデート、モニタの解像度問題は解決されてるみたいだけど、一度こんな目に遭うと、もう一回トライするのには、ものすごく勇気がいるよね。