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地震 ~3/13修正~ [気になるニュースなど]

あまりにも電車が動かないので、昨日からの地震について記録しておこう。

3月11日14:50。客先への移動中に、さいたま新都心駅で被災。
屋根が崩れ落ちるかと思うくらい揺れた。
物心ついてから、初めて怖いと思った地震だった。

目的地は大宮駅前のソニックシティ。あと一駅だったのに…
携帯は全く通じないので、公衆電話の前に長蛇の列ができていた。

ちなみに docomo は、通話もメールもダメ。AUは、メールの発信は可能だった。
ものすごくでかい地震という事だけで、何も判らなかったが、e-mobile はつながったので、各地の震度を確認できた。
(ネットはすごいね…)
自宅のある千葉県北西部は、震度6弱と出ていた。その時点ではまだ嫁と連絡が取れていなかったので、かなりビビった。
あちこちに電話して、どこにもつながらない状況で、試しにメール着信の問い合わせをすると、嫁からの「大丈夫?」メールが届いた。
時間を見るとかなり前に送信したものだったので、メールはこちらから取りに行かなければ受信できないことに気づく。
嫁さんは、俺からのケーる受信しているかな?と不安だったが、こちらは一安心。

仕事に戻るにしても、電車が動かないことにはどうしようもないが、北を見ると大宮駅のそごうが見えたので、歩くことにした。
まあ30分あれば行くでしょと歩き始めるが、幸運なことに2分としないうちに目の前でタクシーが止まった。
客を降ろしたのですかさず乗り込んで、ソニックシティに向かう。
タクシーに乗れたのは、ラジオからの情報を聞けたという点でもラッキーだった。マグニチュードは8.4だと言っている。
観測史上最大らしい…(最終的にはM9.0まで格上げされた)運転手さんといろいろ話をしていると携帯が鳴った。
嫁さんからだったが、かけてきたのは小僧だった。やはり嫁さんも同じで、メールは自動で受信していなかったので、私からの返信が無くて、かなり心配していたらしい。
何とかソニックシティに着くとロビーに人があふれて、みんなで情報モニタを観ていた。
エレベーターは止まっていたので、階段で上っていくと、「ここは耐震構造がしっかりしてるらしいし、他に何もできないし…」という理由で、1時間弱の中断の後、研修が続行されていた。(すばらしい…)同じ階の会議室では、天井がはずれた部屋もあるそうだ。

外部の情報を持っている唯一の人間として、知っている限りの情報提供をして定刻に研修が終了。
ほっと一息だが、実は悲劇はここからだった。
JRは完全に動かないとのことで、バス乗り場とタクシー乗り場には、長蛇の列。
何たってここは大宮、家までは60km以上はあるだろうから、タクシーなんて無理。さすればレンタカーでも借りるか?と思ったが、どこも売り切れ。
じゃあホテルだと思ったが、駅周辺のホテルは全部満室。漫画喫茶も長蛇の列。残るはラブホか、カプセルしかないのだが、一人だし…
カプセルホテルも2件目で漸く、仮眠室なら可というところがあって滑り込んだ。
110312_0533~0001.jpg
早々に仮眠台を確保して、9時前に寝てしまった。

しかぁし!以前の【マーライオン憑依事件】に告ぐ事態が、勃発。今度は【ただのライオンの憑依】だが、これまた悲惨だった。
仮眠室には8×6列ちょいで、50人くらいが寝ているのだが、よりによって右隣のおっさんが【ライオン】に憑依された。
ガルルル…グッ・・ガルルルルゥと鼾をかき始めた。しかもこっち向いてるし…
「何でお前はぁ、ここで寝てんだよ!?」なのだが、大地震だから我慢せねば!
この寒空の下で野宿してる人もいるんだ。(仮眠室は暑いんだけどね…)
殺意を抑えて必死に耐えたら、小一時間して漸くむこうを向いて鼾も収まった。

やれやれこれで眠れると思いきや、今度はライオンが左隣のおっさんに舞い降りた。ギギギギギィって何それ?
それでも10時間弱横になれたので、結構眠ることができ、5時半にはパッチリと目が覚めた。

コンタクト外すと、メガネではあまり良く見えないので、広間のテレビのニュースがいまいち理解できない。
電話しているおっさんが、京浜東北線は動いているから!と話していたので、チェックアウトして駅に向かう。
6:00頃駅に着いたが、JR動いてないじゃん…嘘つき親父め!!

どうしようかと思っていると、「7時頃運転再開の模様」とのアナウンスと貼り紙が出た。
それくらいの時間ならと改札口の前で待つことにし、30分後ほぼ先頭で改札を抜けホームに。
ホームにいた列車に座れてほっとしたのが、6:50頃。さあうまくいけば9:30位には帰宅できるかなと思いきや…

踏切が故障しているとかで、ずっと待たされ、結局発車したのが2時間後の9:03。
この記事も京浜東北線の中で書き始めた。

大宮を発車する最初の電車ということで、様子を見ながらのノロノロ運転。しかも超満員なので、不快指数250%。
そんな中、癒してくれたのが、そばに乗っていた高校生の集団。卒業旅行か修学旅行で、これからロンドンに行くらしく、どうやって成田まで行けばいいのかをいろいろ調べて協議していた。イントネーションから関西の学校なのだろう。
選ぶルートがみんな、ちょっと違うんだけどなぁというものばかりで、本人たちは必死なのだが、周囲をほのぼのさせていた。

そんな中、赤羽まであと一息というところで、電車が急停車!
車内で将棋倒しが起きる寸前の危険な状態だったが、その理由が信じられないことに「線路内に人が立ち入った」だった。線路を歩いて帰ろうとでもしていたのだろうか?
車掌のアナウンスがあった時の、社内の反応は、なかなか言葉では表しにくい。

秋葉原に着いたのが11時だったから、大宮で電車に乗ってから4時間かかった。
このまま総武線もと思ったが、意外にも総武線は普通の速度で運転されており、12時には帰宅できた。
業務終了から18時間半後の帰宅となった。
その割には、何だかんだと寝ていたので、疲れはあまりなく結構元気だ。

ちなみに我が家の被害は、水槽津波による床上浸水一部屋。
水槽の熱帯魚が1匹死に掛けている程度で、割れた食器もなかったようだ。
まだ時折余震が続いているので、不安要素はあるが、家族親戚にもけが人もなく済んだのは何よりだ。


しかし家に帰ってニュースを見てびっくり。
これは想像以上の大惨事だ…

被災された地域の1日も早い復興を祈るのみだ。

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